第10次   ('86,昭61・2〜3)東北3省3班 35/130(26.9%)→36/130(27.7%)→34/130(26.2%)    
訪中ビデオ調査対象者110人(85%)(効果薄し) 肉親相談専用電話設置    
今年度予定400人終了(駆け足招待旅行との批判) 来年度700人予定 大量調査の判明率低下への影響懸念  
  肉親求め祖国に第一歩 対面申出で僅か11人 (産経-2・17)  
  来年度は4回、残る700人招く 滞在15日に延長へ (朝日-3・13)  
  [社説] 肉親頼らぬ孤児受け入れを  (毎日-2・19)  
  [社説] 孤児対策に一層の努力を望む  (読売-3・12)  
  [解説] 混血孤児肉親捜し急増、就籍希望相次ぐ  (毎日-1・16)(東京-2・17)  
  [解説] 第1次帰国者のその後 「老後が不安」 夢見た祖国で奮闘続く 言葉の壁 涙で迎えた肉親も負担に (朝日-2・10)  
  [連載] 残留孤児-『空白の戦後』  (朝日-2.20〜3.9)  
  [ルポ] ドキュメント“孤児の24時間"   (朝日-2・27)  
  [ルポ] ハルビンの孤児 永住帰国の不安 『日本は異国、妻は泣く』、日本語・就職  (朝日-3・7)  
  [解説] 中国孤児に『温もり』を 61年度で訪日終了 望まれる“有終の美"  (読売-3・9)  
  [アンケート] 揺れる心 永住帰国、70%が希望、『子らの将来思う反面』-言葉の壁、生活心配、養父母は残せない  (朝日-3・9)  
  [アンケート] 未判明33人 直前の一言 祖国で死にたい あきらめた  (毎日-3・11)  
  [記者の目] 帰国孤児の自立へ国は具体化急げ センターに職業訓練施設 研修期間1年間に延長を  (毎日-3・29)  
  [編集手帳]−(読売-2・6、 -2・19、-2・21) [よみうり寸評]−(読売-1・4、 -2・21) [サンケイ抄]−(産経-2・20)  
  [天声人語]−(朝日-2・24) [余禄]−(毎日-2・16)    
  [写真] 祖国の雪に歓声 (毎日-2・19) 中国孤児が“雪土産"  (東京-2・19)  
  “祖国"でたじろがないで 帰国孤児の主婦-経験生かし通訳 同年配の主婦-送り続ける造花  (毎日-2・17)  
  “せんべつ"の寄付金不足 残留孤児に好意を (註) 第2次 寄付金1200万円 (産経-3・4)   
  身元判明減る一方 名乗り出られない訳がある 経済的負担が心配 (朝日-3・8)  
  浜口タカシ 『私は日本人』 (写真記録、第10,11,12次訪日調査団)   (神奈川新聞社<P136>-'86・12)  
     
   
第11次 ('86、 昭61・6)  東北3省・本土 (4班) 73/200(36.5%)→79/200(39.5%)  
  最多200人(男女各100人) 滞在12日→15日 判明率3割台に回復 訪日調査今年度終了予定  
  来日孤児の多くは中国側が掘り起こし(中国側の資料充実)    
  早期永住帰国妥当でない (定着センター増設中)<厚生省説明資料>    
  訪日調査、来年度も継続−新たな依頼相次ぐ。なお1〜2年で終わるよう急ぎたい(厚生省今年度終了発表済み)   (産経-6・26)  
  [解説] 大量訪日近付くが 帰りたい・・帰れない 年経て肉親の9割り拒否 整わない国の体制         (朝日-5・22)  
  [写真] 父や母 わが子は 思いを託す書類の山(厚生省・調査資料室) (朝日-5・29)  
  [写真] 『暗転』は こんな食事の時に (朝日-6・6)  
  [アンケート] 訪日前の声、声・・ 『祖国』思う心さまざま (国籍回復を、もう離れない、変な目で見ないで、永住は中国)  (朝日-5・31)  
  [厚生省] 残留孤児に説明書(日本社会の情況紹介) 残業は当たり前 持家は無理 喜怒哀楽は我慢 (毎日-6・25)  
  [社説] 祖国への道なお遠く (朝日-6・28)  
  [社説] 身元判明率は上向いたが・・ (毎日-7・1)  
  [解説] 第一班(吉林省)の判明44%の高率に 終戦時孤児の移動少、公安の住民把握度高い、終戦時年齢高い (読売-6・15)  
  [解説] 全体判明率34%(コンピューター導入も成果)            (朝日-6・29)  
  [解説] 身元判明手掛かり全調査(名前記憶23。離別状況記憶12。家族名前、父職業、家族構成) (毎日-6・28)  
  [社説] 孤児二世に留学の道を 「永住帰国だけが幸せになる道と限らない」 増加            (読売-7・1)  
  [連載・15回] 《『中国残留孤児』・対面調査》 (朝日-6・1)  
  [連載] 《わが憂い断腸の如し》 中国孤児たちの戦後 1〜7 (東京-8・5〜)  
  [連載] 《探親日記(24回・5人) (産経-6・3〜29)  
  [アンケート](第一班・吉林省) 「永住帰国」ためらう 日本の生活に不安 (読売-6・14)  
  [アンケート](第4班・混成) 子供を日中の懸け橋に “二世留学"54%が望む (読売-6・28)  
  [アンケート] 永住帰国希望は半数 祖国の現実に多い悩み 不安は就職と言葉      (共同・産経、東京-6・25)  
    政府の帰国対策の遅れ指摘 老後の生活保障の心配 帰国しない孤児の養父母にも扶養費の支払いを  
  [アンケート] 29人の“戦後"終わらず 未判明孤児の心さまざま (産経-6・30)  
  [アンケート] (第4班)再会の夢破れた29人別れの一言 (読売-6・30)  
  [風のうた] 孤児二世カップル    
  [記者の目] 日系中国人カップルの結婚式 日本人の子だそして中国人だ 心に響いた人間らしさ (毎日-6・18)  
  [記者の目] 「帰国から生活まで」 国は確立急げ、永住者の追跡調査を、帰りたい・帰れない、帰国手続き簡素化を (毎日-7・4)  
  [意見] 中川康恵 中国孤児の情報受け入れ容易に ([論点]読売-6.18)  
  [意見] 遠藤誉 受け入れ施設センター増設、帰国急げ(形式疑問) 身元引受人-本来国のやるべきこと 二世の留学制度を (読売-7・2)  
  [ニュースの追跡] 孤児送迎5年余・ヤサカ観光バス(信頼は絶大 責任も重大) (東京-6・25)  
  [編集手帳]-(読売-5・28) [天声人語]-(朝日-5・19、-5・30)  [余禄]-(毎日-6・4、-6・15、-8・1)  
  祖国の街ふれあい遠く (朝日-6・8)  
  活躍目立つ女性通訳 手と手に血が通う (東京-6・27)  
  麻山事件-“地獄"見た兄妹再会 (産経-6・17)  
  なぜか正直“素顔の日本"紹介-厚生省説明書(残業当たり前、持家は無理、喜怒哀楽は我慢) (毎日-6・25)  
  お土産ベスト3(@カラーTVA電気カミソリB使い捨てライター) (毎日-6・28)   
  [写真] 飯山達雄 敗戦直後の日本人難民 未発表98点 40年ぶり画像生々しく (朝日-5・27)   
  [ひと] 飯山達雄 敗戦の翌年帰国促進のため、密航して難民収容所の写真を撮った (朝日-6・6)   
    [関連] 飯山達雄 収容所等写真集-『小さな引揚者』 草土文化社 '85  
  [インタビュー] 山村文子 孤児の帰国促進を 50才超すと自立困難 6、7年順番待ちの現状 (朝日[わたしの言い分]-5・25)  
  [インタビュー] 庵谷 磐  自立定着に総合施策を センター建設急げ (西日本-6・15)  
  [インタビュー] 井出孫六  国の責任問う “残留”でなく置き去られた (東京-6・16)  
  [インタビュー]  〃  終わりなき旅・・責任は国に 歴史を見つめ直して 放置国民として恥ずかしい  (毎日[日曜スペシャル]-6・29)  
  養父母扶養費妥結 15年分一括支払い(60元×15) (各紙-5・10)   
  [社説] やっと実る養父母への感謝 (毎日-5・8)   
  [解説] 大量帰国時代への課題 残留孤児に聞く (産経[特報'86]-6・26)  
     
   
第12次   ('86, 昭61・9)     200人 4班  58/200(29%)→63/200(31.5%)  
  3年以内に全員受け入れ  <厚生省帰国説明書>「帰国は時期尚早」 の表現削除(11次参照) (毎日-9・14)  
  再会肉親の殆どが、中国で生活するよう伝えた。肉親側は永住帰国後の実例から冷静に判断  (産経-9・29)  
  [社説] 帰国者生活向上のために [西日本-9・14]  
  [連載] <残留孤児・『帰国』> 養父母、戸籍、就籍、二世、順番、お見合い、肉親拒絶、天麩羅や、美談の結末、里親の嘆き (朝日-9・5〜)  
  [ルポ] ある孤児の対面を追う(妹は母そっくりだった) (朝日・[時々刻々]-9・12)  
  [解説] 「就籍」に強い関心 「日本人」との納得求め (朝日-9・23)  
  [座談会] (訪日孤児・帰国者)孤児の思い・日本の対応 ズレ浮き彫り (朝日-9・25)  
  [解説] 祖国を踏んでも今は亡き父母  乏しい手掛かり 経済負担、肉親も沈黙 (共同-9・28)  
  [解説] 名乗り出渋る“肉親" 永住対策不備-訪日調査団長指摘 (毎日-9・29)  
  [解説] 非情・・歳月の流れ 名乗りを渋る肉親も 「判明後対策」に重い課題 (西日本-9・30)  
  [解説] 祖国との間に心の壁(肉親とさえもあつれき、長い年月あきらめ誘う) (読売-9・30)  
  [アンケート](第1班・黒竜江省) 月収・貯金・住宅・子弟教育(日本留学させたい) (毎日-9・8)  
  [アンケート](第1・2班・黒竜江省) おみやげ →日本(手工芸品・タバコ・茶) →中国(カラーテレビ90%) (毎日-9・11)  
  [アンケート] 「満州事変」 9・18 恨みます。 戦争と平和-私の人生変えた ( -9・18)  
  [調査] ためらう孤児・永住帰国希望減る 1/4 未定も100人 言葉、就職教育、養父母 (毎日-9・27)  
  [アンケート] 祖国滞在“生の声"  食事と住宅、交通、フアッション、信仰、マスコミ (共同-9・27)  
  [アンケート] 永住したいがかなわぬ夢 70%が断念(前回より倍増・生活、言葉、就職等不安) (共同・-9・29)  
  [よみうり寸評]-(読売-9.4)  [編集手帳]-(読売-9.5、-9.18、-9.19) [天声人語]-(朝日-9.16)  
  [川柳] <中国の言葉で語る耳の傷>-(朝日-9・23) <望郷の想刻みし孤児の皺つたいて流る汗か涙か>-(朝日-9・28)  
  [ひと] 田沢まつ 自作の歌を訪日孤児にプレゼント (朝日-9・4)  
  残留孤児うらみの文革 スパイ容疑恐れ貴重な手がかり処分 (読売-9・9)  
  お嫁さんを日本で(寂しい独身4人) (読売-9・22)  
  名乗る"父" こたえぬ"息子"-養父の話と違う(肉親捜し異例のケース) (京都-9・22)  
  期待・・焦り・・傷心 祖国の15日間 (西日本-9・30)  
  最大の悲劇葛根廟事件の孤児6人来日 (共同-9・16)  
  [関連] 葛根廟事件41年ぶり慰霊の同窓会(読売大賞<赤い夕日の大地で>の作者も代々木へ)  (読売-9・2)  
      〃 慰霊祭、生き残り孤児も合掌(慰霊碑、東京・下目黒・五百羅漢寺) (毎日-9・24)  
  [編集手帳]-(<葛根廟事件邦人遭難の図>読売-9・5) [編集手帳]-(<校長の息と判明>読売-9・19)  
  [関連] 大櫛戊辰『殺戮の草原(葛根廟事件の証言)』 東葛飾商工新聞 S51 大櫛戊辰 『蒼空と草原-葛根廟巡礼記』 崙書房 '96  
  三留理男 『満州棄民』-P159 <二千人を虐殺、今なお全容不明> 東京書籍 '88  
  キャラバンで日本側肉親調査(厚生省来年から3年で) (毎日-8・27)  
公費で再訪日調査(新たな手掛かり得た孤児-1月に4人) (毎日-9・27)  
       
   
第13次   ('86,昭61・10〜11)      東北3省    30/100(30%)→32/100(32%)  
[解説] 訪日調査来年度も (約100人、9〜10月に) (朝日-10・7)  
  [解説] 二つの祖国のはざま 生存に期待寄せたが 名乗り出ない肉親、無理に帰国しないで 在中国孤児に生涯年金無理か (東京・視点-10・14)   
  [解説] 中国側が掘り起こした孤児。 13才以上も対象 (来年度調査) (毎日-10・25)  
  [アンケート] 中国孤児 「その生活と意見を聞く」 垣間見える“近代化" (朝日-10・20)  
  [アンケート] 様変わり中国孤児 過半数が帰国望まず(希望しない55人、する38人、未定7) 言葉・習慣の壁厚く (東京-10・26)  
  [アンケート] “祖国離れ"一段と 4人に1人「帰国しない」 言葉、子供の教育、養父母 (毎日-10・30)  
  [アンケート] 残留孤児無念の歳月 訪日調査情報半数に届かず 手続きも知らず  
  <訪日調査に参加が遅れた理由> <孤児と知った時期> (読売-10・27)  
  [解説] 低い判明率 一般の情報も大幅に減る (産経-9・29)  
  [解説] 祖国との間に心の壁 肉親とさえもあつれき 長い年月諦め誘う (読売-9・30)  
  [筆洗]-赤塚不二夫(小学4年奉天引揚)・ 回想記 『いま来たこの道かえりゃんせ』 (東京-10・27)  
  [写真] 再会の喜び私に下さい 過去12回の調査で数々の再会ドラマが生まれた (読売-10・7)  
  [マンガ] サトウサンペイ・フジ三太郎 西武ライオンズ優勝 西武系ス-パー・孤児のお土産に限り100円均一 (朝日-10・28)  
  [意見] 多田実 “棄民"の直接の責任者である関東軍の贖罪の言葉を聞いたことがない (朝日[私の紙面批評]-9・14)  
  ソ満国境の悲劇訴え(消せぬ怒り 熱い思い) (産経-10・20)  
  甘い考え捨てよ 孤児へ先輩が忠告(永住帰国で悲劇にも) (東京-10・21)  
  葛根廟事件の孤児 「日本人」 隠し続け34年 日中安定確かめ名乗り (毎日-10・24)  
  [意見] 林 郁 残留孤児問題の今後 厚生省は自立援助に本腰を (日本と中国[プリズム]-10・5)  
  [意見] 遠藤誉 帰国孤児にアフターケアーを 自立に欠かせぬ定住拠点作り (朝日[論壇]-10.23)  
[解説] 就籍問題 費用手続きの壁 国の積極支援が必要 (朝日-10・3)  
  辛酸越え「日本籍」 を 父は「坂田機関」長、文革で獄に11年 (朝日-9・28)  
  『残留婦人』 日本国籍願いかなう 15歳で終戦、援護行政の谷間に (毎日-10・8)  
  戸籍問題 親族対立し訴訟 (母方申立で復籍、父方取消し申立) (朝日-10・24)  
  (東京家裁) 就籍却下 日本人になれず涙の孤児<李鳳琴>(朝日-10・17)、(東京高裁) 原審判取消 就籍許可 (朝日-62・6・9)   
  [ひと] 河合弘之(国籍取得を支援する会副会長) 帰国旅費を送る運動を始めた (朝日-9・12)   
  [ひと] 千野誠治 『名付け親』 孤児350人に苦心の日本名 (東京[ニュース双曲線]-19・30)  
       〃  『中国残留孤児』の国籍取得をすすめる (朝日-59・3・11)   
  [ひと] 井出孫六<終わりなき旅>で残留孤児の歴史と現在を問う (朝日-61・3・2)  
     “残留"でなく置き去られた悲劇 国の責任問う井出孫六  (東京[にんげんプラザ]-・6・16)   
    [書評] <終わりなき旅> なぜ残留孤児は生まれたか(毎日[著者の周辺]-2・3)、中国孤児対策を告発(朝日-2・17)、残留孤児の背景えぐる (読売-3・3)、 国家の非情さを見る(東京-3・3)  
    [関連] 大佛賞受賞-<選考委員から>-井上靖、加藤周一、河野健二、司馬遼太郎、都留重人、鶴見俊輔、秦正流、渡辺格 (朝日-3・6)  
  大佛賞贈呈 井出-読者から帰国者や養父母の役に立ちたいとの相談が相次いだ。受賞に重い責任を感じる (朝日-10・9)  
[連載・35回] 遠藤満雄 《祖国定住》 中国残留孤児の軌跡   (毎日-10・27〜)  
    [関連] 遠藤満雄 『中国残留孤児の軌跡』(新聞連載加筆)  三一書房 '92・9  
[ルポ] 鈴木ヒロノ 私も残留孤児だった 宿舎に日参励ます 心の内を親身に聞く 手記も出版へ       (朝日-6・30)  
  [ルポ] 母と姉妹眠る中国に鎮魂碑 帰国孤児(鈴木ヒロコ)の悲願実現へ  (朝日-11・9)   
    [関連] 鈴木ヒロノ 『日中のはざまに生きて』 (新時代社-'88)、 坂本龍彦 『残留日本人への旅』  (朝日イブニングニュース社-'86)  
  坂本龍彦 『満州難民 祖国はありや』  (岩波同時代ライブラリー '95)  
大阪にもセンター  定着促進 (11月開設) (毎日-9・19)  
センター要請に即『ノー』 愛知の『愛』が泣いています 大阪、福岡は早速OK (愛知 後開設、好成績)  (読売<中部版>-10・3)  
厚生省“血液鑑定"を“無視" 『肉親判明』と誤発表 (毎日-10・16)  
厚相・閣議要望  住宅など格別配慮を (毎日-11・7)  
       
   
第14次    ('86,昭61・12)     東北3省   14/42(33.3%)→15/42(35・7%)  
(この1年内に)中国公安から日本人と告げられ、訪日をすすめられた 35/42人(83%) (東京-12・13)  
[解説] 訪日調査制度 直前まで半数が知らなかった (毎日-12・13)  
[アンケート] 訪日調査団に加わるのが遅れた理由 不知半数 申請2年内が90% (毎日-12・13)  
  [解説] 身元判明を拒む養父母への気兼ね 「手掛かり資料聞けぬ」 (毎日-12・17)  
  [アンケート]“繁栄日本”は孤児の目にどう映ったか (驚き、戸惑い・高層ビル、道路、新幹線)   (毎日-12・15)  
  [アンケート] 残留孤児帰国 肉親は? 涙乾かぬ28人 祖国の姿まぶたに 悲痛な言葉残し 40年の空白長すぎた (読売-12・17)  
  [ひと] 金井睦世(訪日調査団副団長)-(毎日-11・17)和知金壽(厚生省調査資料室長)-(東京-12・6)  
  浜口タカシ(訪日の都度孤児写真を5年)-(毎日-12・13) 加来信子(訪日調査孤児世話人)あえて厳しさ強調 (京都-12・10)  
  [ひと] 江上夏子(孤児二世・高校生主張コンクール外務大臣賞) (朝日-12・2)  
  [ルポ] サヨナラは祖国への礼(北京への日航機) (朝日<街>-11・9)  
  [ルポ] あるボランティアの1日(山村文子) 頼れぬ国、重荷担い奉仕 就職、言葉・休む間なく  (朝日[時々刻々]-11・1)  
  [ルポ] 帰国孤児 壁厚い母の国での自立 言葉・考え方・生活格差 (朝日・岡山[吉備機微ひろば]-11.6)  
  [ルポ] 帰国孤児の一週間 永住へふくらむ希望 募る不安 異なる生活様式 手には日中辞典         (朝日-12・16)  
  [ルポ] 残留婦人が見付けた安住の地(上海) 苦難の半世紀懸命に生き抜き (朝日['86書き残した話し]-12.17)  
  [意見] 心占めた「平和」 「肉親」 (従妹と面会) (朝日[ひととき]-12・30)  
  肉親の出迎えは1組 残留婦人6人が一時帰国 (朝日-12・30)  
[解説] 《大量帰国時代へ厚い壁》残留孤児の悲劇 自殺(七つのケース)・殺人  対人関係にヒビ割れ  
  『精神衛生対策が緊急課題』 『同情、善意だけのもろい点』 (東京[こちら特報部]-12・15)  
孤児の定着へ『サブセンター』  北海道など5カ所 (各紙-12・29)  
       
   
第15次   ('87,昭62・2〜3)       東北3省・本土   28/104(26・9%)  
最後の定期・集団訪日調査団  訪日調査概了 (厚生省発表) (ボランティアからはまだ多数いると批判)   
  局面は帰国・自立定着へ    
年齢制限撤廃で念願の祖国へ(2人) (毎日-2・24)  
初の再訪日組ショック 判明2/4 全員確実なはずが半数 (東京-3・9)  
  《紙面》各紙[連載]等 特集 (最後の肉親捜しとの厚生省発表を受け)  
  [社説] 「感激の対面」 は終わらない (毎日-2・22)  
  [社説] 残留孤児問題の新しい局面 (朝日-2・23)  
  [社説] “残留孤児問題"は終わらない (読売-2・24)  
  [社説] 国際化が試される孤児受け入れ (読売-3・14)  
  [解説] 大量帰国時代へ、迫られる新たな対応(養父母は日本の生活不安) (産経[特報'87]-3・11)    
    [アンケート] 帰国希望者5割に減る (  〃     )  
  [解説] 歳月の厚いカベ(判明最低の24%、肉親の9割沈黙、コンピユーターも空振り) (毎日-3・12)  
  [解説] 最後の調査団今朝離日 傷心と歓喜1488の涙 (東京-3・13)  
  [解説] 中国孤児調査終了 定着これからが正念場 大きい言葉の壁 社会が自立手助けを  (北海道-3・13)  
  “帰国時代"へ課題重く 『養父母の国』祖国と決めた 老いた“親"は 子供は   
  <関係者に聞く> 最後の1人までも 個人より国の責任 北鮮やソ連にも 里帰り制度考えて  
  [解説] 最終訪日団離日(6年で550人が判明)、 大量帰国時代へ (読売-3・13)  
  [解説] 長い空白の悲劇(最終回調査率最低) 文化・生活の溝埋める対策を (読売-3・14)  
  [アンケート]“埋もれた孤児”なお多数 (読売-3・2)  
  [アンケート] 永住帰国 「もっと国が面倒を」 親類まかせに強い不安 (毎日-3・7)  
  [アンケート] 在中国孤児 永住帰国、8割が希望 未判明孤児、申請→帰国、1年半 (朝日-3・12)  
  [厚生省面接調査・8〜15次] 《永住帰国》 ぜひ45.5%(予測60%)、まだ考えていない26.6%、その気はない12.2% (毎日-3・19)  
  [アンケート] 祖国へ向ける熱い思い 永住希望3人に1人 厚い言葉、習慣の壁 養父母への思いやりも (読売-3・13)  
  [インタビュー] 《肉親捜しに終わりなし》 (共同-3・11)  
  木戸援護局長−最後の一人までも、 自立までフォローが必要    
  庵谷孤児孤児全協会長−定着対策見直し、総合的施策の確立を     
  [記者の目] 《帰国時代へ》 自力で強くつらくても。異文化乗り越える知恵を。 再び“棄民"生む恐れ (毎日-3・13)  
  [写真] 受け止める手はどこに 『手』が語りかける (毎日-3・12)  
  [ひと] 磯野恭子 残留婦人問題と取り組む 山口放送TV製作部長 (朝日-1・16)  
  [ひと] 柏  実 肉親捜しのきっかけを作った (毎日-2・24)  
  [ひと] 高麗博茂 帰国定住の第一線で力を尽くす (朝日-3・4)  
  [ひと] 加来信子 訪日孤児の“母親役" 帰国者に日本の生活を性急に押し付けないで (読売-3・7)  
  [ひと] 八木 巌 帰国者適応のためのガイドブックを作った (朝日-3・10)  
  [ひと] 田中 望 孤児のための日本語教材をまとめた (読売-3・21)  
  [マンガ] 台風情報 (朝日[フジ三太郎]-10・16) [和歌・5首]-(朝日-12・5)  
  依田初美(69) 最後の孤児調査も さらわれた娘の姿求め“代々木通い"6年 (読売-3・3)  
  孤児3人「訪日望まず」 異例、直前取りやめ。 結局53人減 (朝日-2・17)  
  全滅開拓団の生存者? (第12次仁義仏立開拓団) (東京-2・25)  
  養父母がエピソード“創作" (愛する孤児を手放したくない余り) (読売-2・25)  
  “孤児たちの父"山本慈昭さんに春 厚生省で棚ざらしの6通の手紙から奔走20年 訴えの主と対面 (読売-2・27)      
  [連載・10回] 《語り尽くされたか・残留孤児》 (朝日-1・30〜)  
  <[満州国]・開拓団員おき去り> <[軍]・国の守り最優先、国民保護二の次> [関連]『別項註』  
  <[祖国]・思い断ち切り中国定住>    
  <[中国の血]・二世・同化を強いる日本> <[友好]・帰国孤児記念碑建立が悲願>  
  <[殺人]・中学で差別傷つく> <[衝突]・習慣違い心通わず>    
  <[遺髪]・7人の無念を本に>[関連]-近藤かつみ・『7人の遺髪-ソ満国境の開拓団より逃れて 揺籃社 '86』  
  <[幻の楽土]・侵略者の先兵の役割開拓団>[関連]深田信四郎『二龍山』『幻の満州柏崎村』 <[戦後]・放置される戦争の償い>  
  『註』 (朝日・[テーマ談話室《戦争》])    
  邦人残し鉄橋爆破<孫愛街道> 『草地意見に対し』 軍隊の本質として肝に命じよう。 真っ先に高級軍人家族を内地に帰した。 ドイツ軍は敗戦時避難民救出努力  
  守った軍もある<熱河省青竜中隊>。 朝鮮へ救出輸送<ハルピン鉄道隊>(3・14)。 ソ連軍を防ぎ、張家口邦人4万北京へ<駐蒙軍>(3・24)  
  夫は南方へ(後戦死を知る)、厳寒期を引揚まで満州で<将校の妻>(4・30)  
  [連載・8回] 《語り尽くされたか・残留孤児-[第2部]》 (朝日-2・13〜)  
  <[ハルビン]・養父母と> <[大日向]・今も人減る>[関連]和田傳-『大日向村』[開拓文学叢書・朝日] <[岩手]・24人の子供を親が銃で>  
  <[佐渡]・この親たちも子を> <[東京・下町]・夜間中学、先生が生活相談員>  
  [連載・3回] 《祖国・新しい生活》 <自立に意欲と熱意・鍼灸院開業-嶋清> <二世の中学転入> <適応教材開発-八木巌> (共同-2・12〜)  
  [連載・6回] 《永住の光と影》 (東京-2・14〜)  
  <逆境がバネ・自立(落合理恵子)> <赤い靴・再帰国で言葉克服(第1次竹井澄子)> <夢の破綻・相次ぎ上京(第3次井上秀子)>  
  <ハタチの高校生・頑張る姉妹(中村和美・浩美)> <ホテルで実戦勉強(第2次伊藤千嘉子、第10次大野国雄)> <明日へ向けて>  
  [連載・6回] 《祖国は温かいか−大量帰国期の残留孤児 (西日本-2・17〜)  
  <消えた夢-職もなく> <もう一人の息子-親代わり><五つの勲章-国家免許>  
  <日本人の証明-血液鑑定就籍却下> <同化社会-異文化摩擦>    
  <取材ノートから-果てしなき旅の始まり>           
  [連載・10回] 《残留孤児・それぞれの祖国》 (読売-2・17〜)  
  <[一日千秋]・帰国順待ち切れず(第6次小野美桂子)>    
  <[暗転]・帰国望まぬ父(第8次佐藤周二)><[養母]・楽しみ娘の国再訪(第4次前川清子)>  
  <[君子ラン]・帰国孤児(前川)配偶者の母> <[新世代]・労苦の母、屈託ない娘(第9次菅紀子)> <[汽笛]・“埋もれた"孤児の涙>  
  <[結婚指輪]・今わかる母のつらさ(第1次津田絢子)> <[地方都市]・“東京熱"に心揺れて(第1次小林蓉子)>  
  <[不適応]・望郷阻む異文化の壁・強度の心身症> <[自立]・帰国後父に見放され“滝田学校"巣立って>  
  『連載・それぞれの祖国』 中国で取材の苦労話し聞かせて (読売[あなたと読売新聞]-3・7)  
  [お答え・中国残留孤児取材班]  交通手段や電話網に問題 養父母公式的同返事  [本音]探して真相に迫る        
  [連載・5回] 《帰国のあとに・永住の時間》 (毎日-2・17〜)  
  <[結婚]・貫いた13年の愛(適齢期2千人)> <[教育]・二世に“横向く"学校(圧倒的に不利)>  
  <[逆Uターン]仕事なく東京なら(生活保護43%)>  
  <[育ての親]・中国に帰りたい(84%が養父母残す)> <[自立]・鍼灸に挑戦する47歳>(資格緩和求める声も)  
  厚生省に 『中国孤児等対策室』設置 (毎日-3・31)  
                (『調査資料室』と『中国帰国孤児定着促進対策室』統合、残留婦人問題も担当。 スタッフ34人)  
  厚相、29日から訪中  孤児の調査・養育ありがとう (朝日-4・4)  
20カ所に自立施設  日本語教室 就職支援、生活指導員常駐 (期間8カ月) (朝日-7・5)  
異文化適応教材開発-全国社会福祉協議会 ニホン社会ワカリニクイ・帰国孤児文化摩擦の日々 (読売-2・1)  
  帰国者の一日も早い適応 教材『入郷随俗』を製作普及 (朝日-12・28)  
心の病深刻に 厚生省対策急ぐ(研究班準備会発足) 異文化に溶け込めず 精神のバランス崩す (毎日-2・10)  
[ルポ] 《故国の生活、尽きぬ悩み》 (朝日-3・6)  
  [苦しむ肉親]・世話もう限界 [資格の壁]・中国の“免許"使えず [将来はどうなる]・自立はしたが年金はどうなる  
  [体制の違い]・日本の自由に驚き。胡耀邦辞任残った弟妹心配 [都会願望]・仲間や便利さ求めて<原籍地主義>拒む   
[ルポ] 《第1次訪日孤児33人 永住帰国への軌跡全調査》 (東京-3・13)  
  『東日本』・『西日本』   『未帰国者はいま』    
       
   
第16次    補充第1回 ('87,昭62・11)              10/50(20%)  
[解説] 終わらぬ肉親捜し 孤児は補充調査の認識なし 現地ではなお登録続く 増える未判明孤児の帰国 (朝日-12・16)   
[解説] 様変わり孤児調査  肉親捜しの意味は何? (「時々刻々」 朝日-11・23)  
  40才越えて知った出生・再会半ばあきらめ 迎える故国の空気も・贈り物ぐっと減り  
  [社説] 残留孤児に同情より理解を (毎日-11・15)  
  [天声人語] 光メモリーと孤児の記憶 (朝日-9・22)  
  [コラム] 《孤児と名画》 保険会社が名画に50億円、一方経済大国日本が戦後の未処理(孤児問題も) (朝日[第3報]-11.19)  
  [写真] 42年間・・・故郷は遠く 難航する補充調査 (朝日-11・21)  
  [ルポ] 夢の母国に沸く疑問・不安 <金閣と靖国> <ノロノロ高速> <職業の自由> <新たな望郷> (朝日-11・22)  
  [連載・8回] 《残留孤児・定住》 <不適応現象><離散><養父母の心> (朝日-12・5〜)  
  養母が死の直前「日本人」と教える (朝日-11・8)  
  養父は731部隊にいた(文革で過去知る) (朝日-11・11)  
  さらわれて残留孤児に (東京-11・12)  
  申請4年でやっと訪日 残留孤児憤る (毎日-11・12)  
  父は解放軍の軍医、 「建国」のため戦った 帰国した母どこに (朝日-11・14)  
  ミラーに目もうるむ  孤児のバス運転7年 (朝日-11・16)  
  肉親捜しに中国人ボランティア−外国人が入れぬ奥地現地調査9年 (朝日-11・17)  
  孤児、厚生省に抗議 (毎日-11・23)  
  寄付金配分 一部渡されていない (厚生省説明)−1〜4次は、4〜20万と格差。その後はプールして一律10万としている。  
  我々は日本人、 厚生省パンフに「日本人とみなされて帰国」 (厚生省説明)−孤児は中国においては中国籍、日本では日本人として扱う  
情報求め日本全国キャラバン 老いる肉親,足りぬ時間 厚生省3年計画 (朝日-8・11)  
  所沢定着センター 孤児暴れ終了式中止 東京定住希望叶わず (各紙-9・30)  
  [関連] 定住地抽選に怒る 抽選ボイコット (各紙-8・21)   
  [解説] 不満膨らむ定住地抽選 「中国へ戻る」と孤児 (朝日[時々刻々]-9・22)   
  [社説] 帰国孤児の造反生かして (毎日-10・12)   
  [解説] 孤児“反抗"の背景 希望遠い居住振り分け 門戸狭い公営住宅 (朝日-11・6)  
  [ひと] 渋沢多歌子 養父母に愛の恩返しを (毎日-11・12)  
       〃   養父母に老後資金を (東京-11・20)  
オロチョン族指導者 岩間さん(元満蒙開拓青少年義勇軍)“里帰り"終える (朝日[時々刻々]-11・30)  
  [関連] 岩間さんが里帰り 辺境に尽力の半生、テレビドラマ化(朝日-10・30)、 坂本龍彦・三奈子 『北に吹く風』 満州難民の町から(すずさわ書店 '87)  
    坂本龍彦 『されど故郷忘じがたく』 オロチョン族と生きる岩間典夫 [書評]-(朝日-5・30) (主婦の友社 '88)、  
    『祖国まで』 岩間典夫の半世紀 (恒文社 '97)、林 郁 『大河流れ行くーアムール史想行』 オロチョン族岩間典夫氏 (P317)  (朝日新聞社 '88)  
    孫俊然・渡辺一枝 『桜を恋う人』 二つの祖国に生きて (情報センター出版局 '90)  
[意見] 遠藤誉 帰国孤児 国が一貫システムを 適度の集中と分散 (読売[文化]-11.10)  
    [関連] 牧瀬学 遠藤提案を実現化せよ (産経[アピール]-11・20)  
[書評] 山崎朋子 『引き裂かれた人生』 感激の対面の裏側丹念に追う(文芸春秋 S62)        (日経-10・11)  
研修はきめ細かく 4カ月で自立は無理 (毎日-[ニュース・きょうあす]10・7)  
人権救済申し立て 住む場所さえ選べない (毎日-11・20)  
       
   
第17次  ('88,昭63・2〜3)           東北以外1/3   13/50(26%)  
  再訪日調査5人(有力手掛かり見つかり血液鑑定のため)    
  人違い えっ!もう一人の私が・・(欒建軍)肉親確認破局-S61年帰国女性血液鑑定で別人  
  肉親確認11年後に破局 厚生省でなく兄が独自に妹と確認 (毎日-2・26)  
  [関連] 「京子」 が二人 兄が見付けた妹(帰国者・于秀琴)は別人 (朝日-2・28)  
  「私が京子です」安堵感から満面の笑み(欒建軍) 血液鑑定で判明 (各紙-3・10)  
  「京子」 でなかった于さん 就籍へ (毎日-6・21)  
  「人違い」 の傷は深く、もう一人いた(17次男性) 62・秋一時帰国 血液鑑定で別人  
    欒建軍さんの兄も以前に「人違い」 (朝日-・3・4)  
  再訪日 王世敬さん(13次) 血液鑑定で姉妹確認 (各紙-3・9)  
  永住帰国認める約束を迫り 父の胸に飛び込まず 衝撃の一幕、訪日調査8年で初めて (朝日-3・12)  
  さらったのは養父母、 でも証拠残してくれた 恨みはないが・・口そろえ (朝日-2・29)  
  偽ボランティアが横行 中国孤児の心につけ込み土産持ち逃げ続発 (毎日-3・1)  
  養母が許してくれぬ、 直前に訪日断念 山東省の丁さん (朝日-3・2)  
  中国大使館を訪問、初めてセンターの外へ 思いを胸に <養家を転々 手放さぬ養父 撃たれた母> (毎日-3・3)  
  帰国孤児二世兄弟 訪日調査団招き交流会(佐々木清、忠平、忠雄) (朝日-2・27)  
    [関連] 二世が招待 私の店で自慢の料理召し上がれ (朝日・毎日-3・7)  
  [アンケート] 『永住帰国』で揺れる心 希望過半数・決めかねる3割 言葉・習慣の壁・養父母が心配 (毎日-3・11)  
  [解説] 歳月の厚い壁 肉親の9割沈黙 コンピューターも空振り (毎日-3・12)  
  [ひと] 鴨志田和子(麗沢大) 肉親捜しに親身に協力 帰国孤児二世 (朝日[人きのうきょう]-3・9)  
  [写真] 肉親捜しシステムに熱い目 厚生省訪問 (朝日[写'88]-3.11)  
  [ルポ] 二つの祖国に心は揺れる 劉さんの15日 <明日は対面> <肉親はいた、が・・>< 遠慮>      (朝日-3・12)  
  [コラム] 孤児班慰労会で (朝日[社会部デスク]-3・26)  
宮尾登美子 難民生活の一年 (朝日-1・10)  
       
   
第18次   ('88、昭63・6〜7)          12/35(34・3%) 血液鑑定再来日2人     
対象人数最小35人 (予定100人) (朝日-6・17)  
  証言できる養父母の相次ぐ死。養父母から最近になって孤児と告げられ−公安の確認困難   
  [解説] 戦後43年の空白重く 困難な帰国後の自立(孤児の甘え指摘の声も) (読売-7・8)  
  オリエンテーション初の公開−「現実の厳しさ」 もあえて強調    
文革の傷痕深く 訪日孤児の2割近く 養父母の頭に三角帽子 (朝日-6・24)  
[ルポ] ファッショナブルに、「服装」 も日本人らしく 永住望み、明るさ (朝日-7・3)  
「訪日調査」 閉ざされ傷心 中国当局から孤児と認定してもらえず参加できないケース目立つ        (朝日-7・6)  
  台湾へ行ったはずの娘が天津に 「政治の壁」 と泣いた母(京都・田村)。 再会 (各紙-6・17、-6・27)  
  あえて選んだ「孤児」の道 「孤児名簿」に無く、中国側の情報で(田中信子) (朝日-6・25)  
  集団自決の哈達湾開拓団(260人) 真夏の悪夢、死体の中を裸足で走った。 惨劇手掛かりも消えた (毎日-6・24、朝日-6・28)  
  “二度目の正直”叔母を確認 4年前知人の紹介で名乗りでた「父・兄」は血液鑑定で否定、戸籍復活空しく (朝日-6・26、毎日・読売-7・4)  
  米のご飯、風呂、お金、バス、列車・・・生まれて初めて 山村から(趙長栄) (読売-7・2、毎日-7・3)  
  “善意の品"は破れ古着 孤児ら「おごり感じる」 と廃棄 (読売-7・6)  
    [解説] 孤児に贈られたボロ着 「おごりの心なかったか」 (読売-[私書箱325]7・28)  
  [ルポ] 残留孤児の見た祖国,疲れている労働者、甘すぎる日本食 <働きバチ><虫歯><通勤時間><ペット> (毎日-7・3)  
  [アンケート] 「帰国希望」 15人 「帰国困難」 10人 (読売-7・7)  
  [編集手帳]草壁焔太(詩人)『学校がなくなった日』-中国人に預けたことを責められない (読売-6・25)  孤児と七夕 (読売-7・7)  
  [ひと] 金井武雄 残留孤児に眼鏡を贈り続けている (読売-7・7)    
       
   
第19次    ('89,平元・2〜3)                  9/57(15・8%)    
昭和時代終わる    
[写真] 昭和を背負い母国へ (朝日[写'89]-2.21)  
[写真] 中国孤児に老いのかげ (朝日[写'89]-3.2)  
  [社説] 残留孤児問題に終わりはない 受け入れ態勢の思い切った拡充必要 (朝日-3・13)  
  [アンケート] 「天皇」に孤児ら複雑 ◆暗い過去思い出す◆知らない◆政治のことは・・・ (朝日・於北京-2・23)  
  [アンケート] 天皇不知55% 天皇に戦争責任ある17% 侵略があったから孤児ができた17%             (朝日-2・27)  
  厚生省 残留孤児の訪日延期検討 「大喪の礼の日」 避けたい (朝日-1・14)  
  訪日延期 「外務省」 が強硬要請 厚生省押し切られる (朝日-1・14)  
  訪日日程変えぬ 厚相言明 (朝日-1・17)  
  [解説] 大喪の礼に揺れる孤児来日 (朝日[ニュース三面鏡]-1・16)  
  [ルポ・北京発] 「天皇」 に孤児ら複雑 暗い過去思い出す どなた?日本に? 政治のことは        (朝日-2・23)  
  北京でも荷物チェック厳重に訪日へ 大喪の礼への安全確保 (朝日-2・24)  
  大喪の日 孤児来日 「複雑な気持ち」 (読売-2・25)  
  在中国残留婦人の子来日(訪日調査では初めて) 「宮城に父」 と証言 ( -2・28)  
  戦争の『炎』忘れられない 歳月でいやされぬ記憶 (朝日-3・2)  
  永住帰国者急増の背景 訪日調査参加・日本人公然化、文革の経験から将来に不安 (朝日-3・5)  
  血液鑑定を受けた5人中4人が「別人」 厳しい結果 (朝日-3・8)  
  『零歳孤児』5人 祖国は遠く判明1人 (朝日-3・10)  
  帰国女性 「自立」 の恩返し 100万円を寄託 新宿でハリ治療業 (読売-3・9)  
  [編集手帳] 王明喜(第1次)再訪日で父と再会 [関連]大谷昭宏 春美16歳の日本(朝日ソノラマ、'89) (読売-2・20)  
  [よみうり寸評] かすかな手掛かりに悲しいドラマ (読売-2・25)  
  [編集手帳] 母の時計は動かぬが、時は無情の歳月を刻んだ (読売-2・27)  
  [編集手帳] 桃の節句  (読売-3・2)  
  [解説] 残留孤児“帰国後"に手厚く 大量帰国ピーク迎え、就業や資格取得カギ(読売-3・11)  
  [短歌・2首]- (朝日-2・5)  
身元判明孤児の永住帰国 保証人、知人でも許可 (毎日-3・10)  
中国の名医 日本で第二の人生 中国の経歴生かせず今春鍼灸専門学校へ ボランティアの後援で (朝日-3・3)  
  中国外科医の孔さん 鍼灸専門学校に合格 (朝日-3・22)  
荏原郷開拓団 慰霊碑の「歴史」 本に 武蔵小山商店街 (朝日-1・17)  
中国の奥地に残留邦人を訪ねて 支援に心砕く“善作"おじさん (朝日[にゅーす・らうんじ]-2・6)  
  60歳過ぎた残留婦人たち 一時帰国の募金に輪 (朝日[ニュース三面鏡]-4・4)  
  [TV] 忘れられた女たち・中国残留婦人の昭和 (NHK-9・3)  
  残留婦人初の里帰り(28人 春陽会招く、中国調査-1500人) (朝日-9・15)  
  [意見] 野村修(中国残留婦人と交流する会) 中国残留婦人の帰国援助早急に (読売[論点]-9・21)  
  残留婦人26人 来日 死ぬほど帰りたかった 二人永住望む (各紙-10・28〜)  
  [ひと] 国友忠 残留婦人を集団で里帰りさせる「春陽会」 会長 (朝日-10・28)  
  永住の夢かなう 仕事と住まい提供 残留婦人4人 (読売-11・18)  
  せめて5年に一度ぐらい、里帰りさせたい 中島多鶴さんに聞く (通販生活 No.84-12・5)  
フィリピンの日系混血二世 戦後44年やっと父の国へ(まず9人) 民間が招待 (毎日-10・27)  
残留孤児と16年 耳離れぬ母と子の慟哭 元北京大使館の橋本カツ子さん (朝日[にゅーす・らうんじ]-3・13)  
    [関連] 橋本カツ子 1945年-慟哭の満州(日本人孤児からの手紙) 太平出版社 '78  
星野由樹子 『オレは彦っぺだ』 (読売「女性ヒューマン・ドキュメンタリー大賞」) 満洲から親子4人脱出 (読売-3・7)  
       
   
第20次    ('90,平2・2〜3)                12/46(26・1%)  
訪日調査10年目・20回       
  [社説] 20回を迎える残留孤児の訪日 (読売-2・8)  
  [社説] 20回迎えた“孤児”の訪日調査 (毎日-2・16)  
[解説] 帰国後が重要に 「肉親捜し」 から新局面へ (毎日[ニュースきょう・あす]-2.23)  
[解説] 10年目の曲り角 せめて日本で教育を 『二世の帰国に援助して』 (東京[ニュース双曲線]-3・2)  
[解説] 曲り角の残留孤児調査 身元判明減少の一途  データ蓄積などに工夫を (読売-3・3)  
  [解説] “埋もれた孤児"いまだに? 僻地で調査知らぬ例も (読売-2・27)  
  孤児訪日のその日 山本慈昭氏(残留孤児問題の先達) 死去 (各紙-2・16)  
  山本慈昭氏 調査に半生・・重病に伏す 孤児明日訪日、心は成田へ (読売-2・14)  
  定着促進センター訪問 「首都圏希望」で居残り多く 訓練終えたのに今も9世帯33人 (読売-2・21)  
  [解説] 定住に厚い壁 冷たい社会・病気・老後に悩む 住宅も不十分 帰国棄民増える恐れ      (朝日-2・22)  
  [解説] 日本側の「感覚」 と実像に大きなズレ 一方的「同情」に違和感 事業家や医師など“対等"な交流望む (朝日-2・26)  
  悲願 「ハールガキタ・・・」 祖国の朝に歌う(劉徳生) 対面調査の長崎で祖国の春が来るか     (朝日-2・16)  
  [編集手帳]唱歌「春が来た」- (読売-2・25)  
  79歳、調査会場へ29回 「長男と二女見付けるまで私の戦後は終わらない」(榎本良蔵・79歳) (毎日-2・18)  
  『お前探しに渡満5回』父の一言40年の“胸のつかえ"消す(劉淑珍) (東京,読売-2.22)  
  夢も捨てる望郷の情 3人の“万元戸" (東京-2・22)  
  殺到する避難民、足りぬ食糧 大連の救済責任者語る (朝日-3・7)  
  『所沢センター参観』 「首都圏」希望で居残り多く 訓練終え9世帯33人 (読売-2・20)  
       〃    大学講師、医師ら経歴生かせず センターの生活苦、小遣いわずか (朝日-3・9)  
  東安駅(鄭淑蘭、王桂琴)・葛根廟(郎桂琴)事件生き残り孤児、 鑑定・対面待つ (朝日-2・26)  
  [写真] 離日・・・それぞれの表情 (毎日[ライブ]-3,1)  
判明孤児『別人』の悲劇 帰国後、血液鑑定で2件(韓麗娟-7次、李彦芳-17次)「対面慎重に」厚生省訴え (朝日-2・15)  
既婚二世に福祉の壁 貰えぬ生活保護 (毎日-2・20)  
孤児二世の大学進学    
  特別枠も狭き門 「勉学12年」 の条件が壁 (朝日-2・6)  
  [意見] 山下威士(新潟大教授) 12年就学の出願要件緩和を 受験もできない中国帰国子女   (朝日[論壇]-3・3)  
  孤児二世 『特別補習』実りの春(就学年限不足に文部・厚生が課程新設) 次々に大学合格       ( -2・24)  
  中国帰国子女が特別選抜枠に挑戦 新潟大・法 (朝日-3・7)  
       〃  うれしい春 新潟大特別枠に3人合格 (朝日,毎日-3.19)  
       〃  来春「特別入試」 都立大 (朝日-7・22)  
       〃      〃   東北大医学部も 新潟大は枠拡大 (朝日-7・30)  
       〃  都立高校 5人に1人が不合格? 応募見通し誤り、二次募集で救済 (毎日-2・10)  
       〃  高校入試 「狭き門」 何とかして 父母ら都教育委員会に直訴 (朝日-3・12)  
  [意見] 石田きよこ(公立高校教諭) 中国帰国子女「特選」に配慮望む (朝日[論壇]1.11)  
  [コラム] 帰国者への援護行政手厚く ボランティアに頼っている現状 (読売[有楽町]-2・27)  
[コラム] みんな親切 定住後押し (朝日[街]-3・30)  
[ルポ] ウルムチの残留婦人 望郷の手紙 学生市民動かす 郷里長野「村として迎えます」     (朝日[時々刻々]-2・15)  
         〃     祖国うれしい心の旅路 奈良で永住を準備 (朝日[にゅうす・らうんじ]-9・27)  
作家 渡辺一枝 残留孤児と歩む自己発見の旅 父の足跡追って訪中6回 (朝日-2・23)  
  [関連] 渡辺一枝 『桜を恋う人』 <岩間典夫>二つの祖国に生きて 情報センター出版 '90・10  
養父母を見舞い 親孝行に里帰り 援護基金初の試み (朝日-2・22)  
全国に自立研修センター(15カ所) 言葉、就職、生活習慣克服手助け (読売-2・26)  
永住帰国かなわぬ判明孤児 第三者が身元引受人に 近く第一号 (朝日-3・2)  
  肉親が帰国拒否の孤児に 保証人あっせん ー厚生省 (朝日-5・15)  
残留孤児の訪日調査、中国打ち切りたい 厚生省説得へ (各紙-3・10)  
  訪日調査さらに2年続ける 日中政府確認 (朝日-3・19)  
  大量訪日、今年度限り(平成元年度) 対象減り小規模に (11月予定は人数不足延期か) (産経-'89・9・29)  
  今後も年一回訪日調査 厚生省 (毎日-'90.12.19)