中国・サハリン帰国者教育の相互支援ネットワーク

2012年08月14日号

編集・制作:中国帰国者定着促進センター
          教務部講師会
発行者:中国帰国者定着促進センター

今号を印刷してお読みになりたい方は、こちらのPDFをご利用ください。2012年08月14日号PDF

◎目次――――――――――――――――――――――――――――――――

教材・教育資料
・『教員必携 続・外国につながる子どもの教育』宇都宮大学HANDSプロジェクト
・『はじめての日本語とクラスの仲間づくり 〜日本語初期指導カリキュラムと指導プラン』
  静岡大学教職大学院 矢崎満夫  静岡県教育委員会 学校教育課
・NHK NEWS WEB EASY やさしい日本語のニュース

とん・とんインフォメーション
・10月開催「中国帰国者生活文化作品展」案内 (公財)中国残留孤児援護基金(主催)
・『置き去りにめげずカザフスタンで生き抜いた同胞たち』を当センター・ホームページにUP!
  第1章《十四歳で捕まり、五十六年ぶりに永住/三浦正雄さん》
  第2章《子供はドイツに別れ住む運命/伊藤實さん》
  第4章《望郷四十七年、死亡宣告/小関吉雄さん》
・「満蒙開拓」に関する資料提供のお願い 《満蒙開拓平和記念館》
・2012年度 高校進学進路ガイダンス情報 各地の情報 追加分:2012.8.7現在
・高校進学ガイダンス資料 7ヶ国語対応(栃木県)
・平成24年度 中学校卒業程度認定試験(中卒認定)受験案内
  中国語版・ロシア語版、当センターホームページにUP!
・ニュース記事から 2012.06.01〜2012.07.31

 

教材・教育資料

『教員必携 続・外国につながる子どもの教育』

宇都宮大学HANDSプロジェクト  平成24年3月発行 A5判106頁

 『教員必携 外国につながる子どもの教育 Q&A・翻訳資料』(同声同気web版2011年11月2日号で紹介)の続編。第1部では、外国につながる子どもの教育の原点とは何か、現場教員からの声も合わせて、キーワードとなる「安心」「日本語」「学習意欲」「連携」「情報提供」毎に章立てされ、地域を問わず、外国につながる子どもの教育に携わろうとする教員やボランティアの人に向けてとてもわかりやすく書かれています。さらに、第2部には栃木県内の外国人生徒の進路状況とペルーに帰国した子どもたちに関する調査報告、巻末資料に「高校進学ガイダンス資料 栃木版」が収められています。
 入手方法はホームページ「宇都宮大学HANDSプロジェクト だいじょうぶnet.」の「お問い合わせ」から申し込みをします。 http://www.djb.utsunomiya-u.ac.jp/news/352/
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『はじめての日本語とクラスの仲間づくり〜日本語初期指導カリキュラムと指導プラン』

静岡大学教職大学院 矢崎満夫  静岡県教育委員会 学校教育課
https://www2.pref.shizuoka.jp/all/file_download2100.nsf/pages/4AB58FE0822F4B1B492579BC00093DD1

 子ども対象の日本語初期指導カリキュラムが開発され、シラバスと授業プランが静岡県教育委員会学校教育課ホームページで公開されました。在籍学級で「仲間づくり」ができるように、文字や簡単な日本語表現を覚え、それらを使ってクラスメートとのやりとりを進めていくことを目指すカリキュラムです。『日本語学級1』(凡人社)や『ひらがなカード』(くもん出版)等、入手しやすい市販の子ども向け日本語教材を利用した授業プランと、楽しみながら学べるアクティビティやワークシートの例が示されています。また、クラスメートとの交流を深めるために在籍学級担任が行う授業プランも盛り込まれています。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

NHK NEWS WEB EASY やさしい日本語のニュース

http://www3.nhk.or.jp/news/easy/index.html

 2012年4月からNHKが小中学校の子どもたちや日本に住んでいる外国人を対象としたWEBニュースサービスが始まりました。これはNHKがやさしい日本語の効果を調べるために、実験的に公開しているものです。土曜、日曜、祝日以外の毎日、一日に2本のニュースがネットで発信され、過去1ヶ月のニュースはいつでも見ることができます。
 一般の成人のために作成されたニュースを分かりやすいことばに書き換えて読みやすくしてあるのが特徴です。すべての漢字にはふりがなが付けられています。また、難しいことばにカーソルを近づけるとやさしい日本語の説明が出てくる辞書の機能も持たせています。音声を聞きながらニュースを読む、音声を途中で止め復唱する等、ことばの学習にも役立てられそうです。

とん・とんインフォメーション

公益財団法人 中国残留孤児援護基金
日中国交正常化40周年及び援護基金創設30周年記念事業

10月開催 「中国帰国者生活文化作品展」

 「同声・同気」WEB版前号(2012年6月12日号)で作品募集のお知らせをした記念事業「中国帰国者生活文化作品展」ですが、作品募集の締め切りが迫っています(8月20日必着)。才能あふれる帰国者(帰国者家族)をご存じの支援者の皆さんは、ぜひ応募を勧めてみてください。
 この作品展は以下の要領で開催されます。

会場:東京中国文化センター
期間:平成24年10月15日(月)〜19日(金)(※一般展示は16日(火)より)
    16日(火)〜18日(木) 一般展示(10:30〜17:00)
    19日(金) 一般展示(10:30〜12:00)
          表彰式(14:00〜16:00 ※招待者のみ)
詳しくはhttp://www.engokikin.or.jp/kinen40/goannai-jp.htmをご覧ください。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『置き去りにめげずカザフスタンで生き抜いた同胞たち』

著者:小川岟一(おがわ よういち) NPO法人日本サハリン同胞交流協会会長
2010年7月20日発行
冊子は絶版ですが、当センター・ホームページにアップ!
http://www.kikokusha-center.or.jp/
コンテンツガイド 〈 帰国者とは 〉→〈 手記・体験記 〉

 敗戦後、サハリンから連行され、カザフスタンに置き去りにされた残留日本人たちの軌跡を描いた同書の第3章《いまだ帰れず 日本人墓地守る/阿彦哲郎さん》を2012年6月号で当サイトにアップしましたが、今回、新たにご許可をいただいた3名分も掲載しました。

 第1章 十四歳で捕まり、五十六年ぶりに永住の三浦正雄さん
 第2章 子供はドイツに別れ住む運命の伊藤實さん
 第4章 望郷四十七年、死亡宣告の小関吉雄さん
※阿彦哲郎さん、三浦正雄さんのお二人は当センターの修了生です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「満蒙開拓」に関する資料提供のお願い 「満蒙開拓平和記念館」

 日中双方に大きな被害と犠牲を出した「満蒙開拓」の史実を語り継ぎ、戦争の悲惨さ、平和の尊さを発信する拠点「満蒙開拓平和記念館」が、来春、長野県南部の阿智村にオープンします。飯田日中友好協会を母体とする「満蒙開拓平和記念館事業準備会」が事業主体で、建設用地は阿智村が村有地を無償貸与。7月までに造成工事を終え、8月から本体工事に着手します。
 工事と並行して展示の設計を進めており、現在、「満蒙開拓」に関する資料を集めています。現地で撮った写真、手紙、生活用品、衣類、また移民募集のちらしや行政からの文書など送出にかかわるもの、その他戦後開拓団ごとに編集した記念誌や記録集などの書籍も収集しております。もしお心当たりがあり提供してもよいという方は、是非ご一報ください。展示、あるいは研究資料として保管させていただきたき、後世につないでいきたいと存じます。
 人々の中に戦争の傷跡は残っていても、戦争の歴史は風化しつつあります。「負の遺産」に向き合い学び合うことで、未来を創っていく力にしていきたい。「満蒙開拓平和記念館」建設に皆さまのご支援ご協力を心よりお願い申し上げます。

一般社団法人 満蒙開拓平和記念館事業準備会 事務局長 三沢亜紀
〒395-0303 長野県下伊那郡阿智村駒場447-2
電話&FAX 0265-43-5580
 ホームページ http://www.manmoukaitaku.com/ メール nihao-iida@mis.janis.or.jp

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

2012年度 高校進学進路ガイダンス情報 各地の情報 追加分:2012.8.7現在

最新の情報は当センターHPでご覧ください。http://www.kikokusha-center.or.jp/

【福井県福井市】
「外国にルーツをもつ子どものための夏休み日本語補習クラス」の中で学校生活及び高校進学に関する相談会
日時:2012年8月25日(土)15時半〜16時半
会場:福井市
主催:ふくい市民国際交流協会
連絡先:Tel:0776-97-5020 E-mail:fukuikokusai@fcia.jp
URL: https://sites.google.com/site/fukuicia/

【埼玉県所沢市】
「外国につながる子どもの高校進学ガイダンス」
日時:2012年9月30日(日)10時〜12時 
会場:所沢市立 新所沢公民館(西武新宿線 新所沢駅より徒歩5分)
主催:2012年高校進学ガイダンス実行委員会
連絡先:Tel 04-2993-8521(小田)
Fax 04-2925-6432
メール tksingaku2012@yahoo.co.jp
URL:なし

【埼玉県越谷市】
「多文化進学ガイダンス2012 in 越谷」
日時:2012年9月29日(土) 13時30分から16時30分
場所:越谷市民活動支援センター 東武伊勢崎線 越谷駅 徒歩1分
主催:多文化こども学習塾
問合せ:小川 090-7422-2002
後援:越谷市 越谷市教育委員会 越谷市国際交流協会 埼玉県国際交流協会
参加費:無料

【埼玉県富士見市】
「高校進学情報交換会」
主催:こども日本語学習クラブ
協力:ケリア、鶴ヶ島国際交流協会日本語クラブ
期日:2012年9月23日(日) 13時〜16時半
場所:富士見市立 みずほ台コミュニティセンター 2階
東武東上線 みずほ台駅西口 徒歩2分
〒354−0018 富士見市西みずほ台1-19-2 Tel:049-254-2221
内容:来日後、高校に進学した方の体験談、社会人のお話し、中学、高校の先生からの説明
通訳:中国語、スペイン語、英語、「やさしい日本語」でも対応
申込み:下記連絡先のメール、ファクスに以下のことを書いてお申し込みください。または携帯電話にご連絡ください。
@名前 A言語 B人数 C通訳の必要性
FAX:048-477-1901
E-mail:koukou.w23@gmail.com
携帯電話 090−2334−4678 まつお

【愛知県名古屋市】
「外国人の子どもと保護者のための進路ガイダンス」
外国人の子どもと保護者を対象に、中学卒業後の進路についての説明会、保護者及び卒業生の体験談、高校・専門学校の学校紹介・グループ相談会を開催
英語・ポルトガル語、スペイン語、中国語、フィリピノ語の通訳付き
日時:2012年8月26日(日)13:00〜17:00
会場:名古屋国際センター別棟ホール
定員:80名
参加費:無料
申込み:7月26日(木)より電話または来館にて予約(先着順)
名古屋国際センター 広報情報課 Tel:052−581−0100
URL: http://www.nic-nagoya.or.jp/japanese/nicnews/archives/4602

【愛知県豊橋市】
「外国人児童生徒と保護者のための進路相談会」
<会場・日時>
・豊橋市役所13階講堂 2012年8月26日(日)9:00〜12:30
<内容>
全体説明会
・進路に関する基礎的な情報提供
・市内の全日制公立高校と定時制公立高校の先生による学校紹介
・先輩たちによる経験談・メッセージ
個別相談
  ・進路に関する相談(市内の中学校の進路指導主事や国際担当教諭がお答えします)
  ・個別課題に関する相談(過年齢の進学や不登校、特別支援など個別の課題の相談に国際担当教諭や市教委外国人児童生徒教育相談員がお答えします)
対応言語:日本語・ポルトガル語・スペイン語・中国語・英語・フィリピノ語
配布資料
 ・「進路の手引き」(平成24年版)日本語・ポルトガル語・スペイン語・中国語・英語
 ・「説明用パワーポイント資料」日本語・ポルトガル語・スペイン語・中国語・英語
 ・「公立高校の受検を希望する外国人の皆さんへ」
 ・「小学生家庭学習のすすめ」
 ・「中学生家庭学習のすすめ」
   等々
主催:豊橋市教育委員会
連絡先:0532-51-2077
URL: http://www.city.toyohashi.aichi.jp/bu_kyoiku/index.html

【大阪府】
「平成24年度多言語進路ガイダンス」  H24.7.5現在
豊能地区 11月3日(祝・土) とよなか国際交流センター
三島地区 11月11日(日) 吹田市子育て青少年拠点つながり未来館
(吹田市山田西4-2-43)
北河内地区 10月14日(日) 未定
中河内地区 11月初旬頃 未定
南河内地区 10月28日(日) 富田林市役所4階会議室
11月11日(日) 富田林市役所4階会議室
泉北地区 10月28日(日) 堺市南公民館(予定)
泉南地区 10月21日(日) 府立佐野高等学校

主催:大阪府教育委員会
連絡先:大阪府教育委員会事務局市町村教育室小中学校課進路支援グループ
URL:http://www.pref.osaka.jp/shochugakko/


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【高校進学ガイダンス資料】

栃木版[H23作成] 宇都宮大学HANDSプロジェクト 7カ国語対応 

 多言語による高校進学ガイダンスの資料(日本語、ポルトガル語、スペイン語、フィリピン語、タイ語、中国語、英語)がダウンロードできます。
http://www.djb.utsunomiya-u.ac.jp/download/298/

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

平成24年度 中学校卒業程度認定試験(中卒認定)受験案内

 文部科学省では、病気などのやむを得ない理由で中学校に行けなかった方のために「中学校卒業程度認定試験」を年に一回行っています。平成11年度からは、日本に住む外国籍の方もこの試験を受けられるようになりました。年齢超過のために日本の中学校に入れなかった方も、この試験に合格すれば、高校入試を受ける資格が与えられます。
 受験を希望する方は文科省、または教育委員会から今年度の案内を取り寄せて下さい。

◎受験案内を中国語版・ロシア語版に翻訳。当センター ホームページにアップしました!
「同声・同気」− 新着情報コーナー http://www.kikokusha-center.or.jp/ダウンロードもできます!
(文科省 日本語版受験案内 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/sotugyo/1322849.htm)

■試験科目:中学校の国語、社会、数学、理科、外国語(英語)
 文科省 中卒認定試験過去問題[平成18年度〜23年度]
 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/sotugyo/1263187.htm
■出願期間:平成24年8月17日(金曜日)〜9月4日(火曜日) 消印有効
■試験日:平成24年11月1日(木曜日)
■合格発表:平成24年12月7日(金曜日)
■試験場:各都道府県に1ヶ所 

平成23年度より始まった「試験科目の一部免除等」は本年度も実施されます。

「全ての受験者対象に行われる免除」は以下の通りです。

○次の技能審査に合格した受験者は英語の試験が免除されます。
・財団法人日本英語検定協会 実用英語技能検定 3級以上
・公益財団法人全国商業高等学校協会(「財団法人全国商業高等学校協会」の場合も含む)英語検定試験 3級以上
・財団法人日本国際連合協会 国際連合公用語英語検定試験 E級以上

「外国籍等の受験者だけを対象とする免除」
○全ての漢字(漢字の読み方を問う問題を除く)にふりがなを付けた問題冊子で、試験科目の全ての試験を受験、また、次の技能審査の合格による国語の試験の免除という2つの特例措置の両方又はいずれか一方の適用が受けられます。
・独立行政法人国際交流基金及び財団法人日本国際教育支援協会 日本語能力試験 N1またはN2(平成22年3月では1級又は2級)

試験科目の免除のための手続きや個人情報の提供にかかわる同意書など、支援者にとっても手続きは簡単とは言えません。どんなことでも、わからない場合は文科省の担当者に直接、確認した方が安心です。

問い合わせ先:生涯学習制作局学習推進課認定試験第二課
Tel:03-5253-4111(内線)2024または2643
E-mail : k-shiken@mext.go.jp


―――――――――――――――――――――――――――――――――――

ニュース記事から 2012.06.01〜2012.07.31

2012/06/24 国籍の垣根超え集う 多言語対応高齢者グループホームが開所/神戸 ※1
2012/06/26 大阪中国帰国者センター存続危機 府委託事業今年度末中止で署名活動/大阪 ※2
2012/07/04 外国人児童の教育現場へ手引書発行 宇都宮大「HANDSプロジェクト」/宇都宮 ※3
2012/07/13 平和訴え94歳戦後史 花巻の三田さん自費出版 残留孤児の支援活動も/岩手県花巻市
2012/07/17 夜間中学支援を 義務教育未修了、全国に百数十万人 8月3日、国会で中国帰国者など8生徒ら訴え ※4

※1※2※4については以下に解説があります。
※3については今号に関連記事を載せています。

※1
国籍の垣根超え集う 多言語対応高齢者グループホームが開所/神戸
 幅広い国の高齢者がともに暮らす施設「グループホーム ハナ」が完成し6月24日、開所を祝う式典があった。日本人、帰国した中国残留邦人や在日コリアン、難民として逃れて来たベトナム人などの入所を想定し、韓国・朝鮮語や中国語が話せるヘルパーやスタッフが24時間常駐して生活を支える。NPO法人「神戸定住外国人支援センター」(神戸市長田区)が施設を整備した。(神戸新聞2012/06/24より抜粋)

※2
大阪中国帰国者センター存続危機 府委託事業今年度末中止で署名活動/大阪
 府は、中国残留邦人の帰国者を支援する社団法人「大阪中国帰国者センター」(大阪市東淀川区)への委託事業を今年度で中止することを決めた。委託費を失う同センターは25日、存続に向けた署名活動を始めた。
 府が同センターに委託しているのは、帰国から約3年までの残留邦人帰国者1世に語学指導などをする事業と、1世の交流促進などの事業。今年度で帰国から3年以下の1世がいなくなるため、府が両事業の中止を決めた。竹川英幸理事長は「このままでは支援を続けられない。残留邦人の問題はまだ終わっていない」と話している。
 帰国から約3年までを対象とした事業は、かつて全国20か所(自立研修センター)で行われたが、帰国者の減少に伴い、現在は東京と大阪の2か所だけで、国も見直す方針を示している。一方で、2世らも事業に参加しており、同センターの両事業は現在、延べ147人が利用している。(読売新聞2012/06/26より抜粋)

※4
夜間中学支援を 義務教育未修了、全国に百数十万人 8月3日、国会で中国帰国者など8生徒ら訴え
 中国残留孤児など学齢期に就学できなかった人が学ぶ全国の「夜間中学」の生徒ら8人が6月3日、国会内で開かれる超党派の国会議員らの集会で、自らの経験を語り夜間中学への支援を訴える。戦争などで学ぶ機会を奪われた義務教育未修了者は全国に百数十万人いるとされるが、公立の夜間中学は全国8都府県に計35校しかなく、高齢化も進んでいる。生徒らは「意欲があっても学ぶ環境がない地域が多い。一刻も早く法整備を」と話す。(毎日新聞2012/07/17より抜粋)

 

★web版『同声・同気』は、情報掲載時に、その内容をメールにてお知らせすることができますので、ご希望の方は、以下の宛先まで、@お名前(団体窓口者の方は団体名も)とAご自身のメールアドレスをお送りください。
宛先:tongtong@kikokusha-center.or.jp
(お問い合わせは 電話04-2993-1660 FAX 04-2991-1689)