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1.《交流事業》の目標
帰国者と地域住民との相互理解をめざした交流活動、とりわけ一世世代の孤立化対策としての地域交流の促進は大きな課題となっています。また、帰国者自身が集い、様々な活動を通して交流する場も必要です。《交流事業》は、ことばや文化・習慣の面でハンディを抱えた帰国者が、多くの人々と意思や感情を伝え合う喜びを共有し、生きる活力を得られるような「交流の場」作りをめざし、帰国者や地域支援者とのネットワーキングに努めています。
2. 三つの柱
同センターの交流事業は、大きく三つのタイプに分けられます。
(1) センター内 交流活動
帰国者が気軽に参加できる交流活動の種類を増やし、活動をうまく進めるノウハウを蓄えるために、センターのサロン教室を使って様々な交流活動や講座が開かれています。この活動には、@ボランティア講師の指導の下、技能を養いながら帰国者同士で交流を図る趣味講座タイプのもの〈太極拳・気功・書道・和裁* 絵手紙〉、と A帰国者と一般市民(支援者)との交流を目的とするもの〈異文化交流会・ゲートボール交流*・象棋(中国将棋)交流〉があります。
*印は現在休止中のもの
この他にも、単発的な活動として、医師による「健康講座」、「中国帰国者の趣味作品展示会」、「盆踊り練習会」などが実施されました。
10月からは、「社交ダンス講座」に加え、主に閉じこもりがちな帰国者を対象に月1回、中国大使館の協力を得て、「中国映画DVD鑑賞会」も開かれるとのことです。また、中国語のローマ字表記法(ピンイン)を忘れたため中日辞書が引けない一世向けに「ピンイン講座」も試行します。 ※詳しくは同センターHPで
http://www.sien-center.or.jp/k_center/
syutoken/index.html |
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(2)地域に根ざした交流活動への支援
帰国者にとって住んでいる地域の中にこそ交流の場の誕生が待たれます。同センターでは地域の支援者が取り組む交流活動を側面から支援すべく、次のように様々な協力のあり方を模索しています。
@新潟県の地域コミュニティ「ほっとボックス」への協力(帰国者の参加を実現)
A「埼玉中国文化を学ぶ会」への協力(中国の布靴作り講習会へのノウハウ提供、帰国者との定期交流会立ち上げへの協力)
B千葉県下の小学校父母ボランティアグループ主催「帰国者講師のぎょうざ講習」への協力(企画から実施までの支援)
C静岡県のボランティアによる帰国者交流会開催への協力
D東京での帰国者ゲートボールチーム設立をめざした交流会の主催
(3)ボランティア研修会の開催
都道府県単位でボランティア研修会「まなびや」を開催し、支援者間の情報交換や協力関係の強化につながる場作りに努めています。昨年度は福井、秋田、長野、青森の4県で開催し、今年は群馬、岩手、茨城での開催を予定しているとのことでした。
帰国者の世代別に見える支援課題の中でも、帰国者一世については介護予防や介護支援という新たな視点が徐々に認識されてきているそうです。また高齢化する帰国者支援団体が支援の輪を次世代にどうつなげるか、組織としての課題もまったなしの状況のようです。
全国的に交流活動への注目度が増す中、今後ますます同センターや地域支援者の取り組みに期待が寄せられます。 (所沢:村山) |